2025/04/28 14:06


CARveでは、お客様からお送りいただいたお写真をもとに、
プロが1点ずつイラスト化しています。

とはいえ、元になる写真によっては、
「思っていた仕上がりと違った」ということが起こる場合も。

ここでは、すべてのスタイルに共通して注意が必要な写真の例とその理由を、わかりやすくまとめました。


1. 写真が暗すぎる/色が極端に飛んでいる

  • 車体が影で真っ黒
  • 白飛びして輪郭が見えない
  • 夜間やガレージ内での撮影

📌 注意点:
細部の判別ができず、イラスト化しても情報不足になりやすいです。
特に黒や白の車は、陰影で印象が大きく変わります。

夜に撮影した暗めのボディカラーの車を「リアルイラスト」に加工した例。
顔周りの造形や背景は潰れて細かい部分が正確に表現されなくなってしまいます。

一部が白飛びしてしまった写真を「カラーペンシル」に加工した例。
ボンネットのプレスラインや車体の輪郭などが表現できず、不自然になってしまいます。


2. 車の一部がフレーム外に切れている

  • バンパーが半分だけ写っている
  • サイドミラーが欠けている
  • ホイールの一部が見切れている

📌 注意点:
原則「写っている範囲だけ」での再現になります。
一部が切れていると、不自然な構図になることもあります。

前面のアップの写真を「リアルイラスト」に加工した例。
キャンバスに印刷する際にさらに縁が欠けてしまうので、構図としてより不自然になりがちです。
背景を中心に見せたい場合や写真全体のバランスによっては、ボディの一部分が欠けていても問題ないこともあります。


3. 画質が低い/ピンボケしている

  • SNSのスクショ
  • 昔のガラケーで撮った写真
  • 背景は見えるけど、車のロゴや細部が不鮮明

📌 注意点:
拡大して描き起こす工程があるため、画質が低いと細部が再現しきれません。
できるだけ**オリジナルのデータ(加工前・無圧縮)**をご使用ください。

解像度が低い(画質が粗い)画像を「フォトリアル」に加工した例。
どうしても細かい部分が表現できず’’ゆるい’’印象になってしまいます。


4. 車体に極端な反射・映り込みがある

  • ボディに隣の車や人が写り込んでいる
  • 鏡面のように背景が映っている

📌 注意点:
反射や映り込みは、構造として誤解を生む原因になります。
塗装の状態を正確に反映しにくくなるため、可能であれば避けたい素材です。

フロントグリルに極端に映り込みがある写真を「リアルイラスト」に加工した例。
フロントガラスへの映り込みも含め、かなり違和感があります。


5. 斜めすぎる/極端な上や下からのアングル

  • ドローンや地面スレスレからの撮影
  • フィッシュアイ(魚眼)などの歪んだ写真

📌 注意点:
構造が歪んで見えるため、不自然に見えるリスクがあります。
なるべく自然な角度(正面・斜め45度)での撮影が

レンズの歪みで魚眼のようになっている写真を「リアルイラスト背景ボディ同色」に加工した例。
ボディが不自然に変形しているように見えます。


良い写真の例(理想の条件)

日中、屋外で自然光がある
車体全体が写っていて切れていない
画質が鮮明で細部が見える
反射や映り込みが少ない
構図が安定していて、斜めすぎない

📌 背景が気になる方はご安心を。
背景を加工・変更するスタイルもあるので、そこはご希望に合わせて対応可能です。


まとめ|「この写真で大丈夫?」と思ったら、お気軽にご相談を

CARveのクオリティは、元の写真の情報量に左右されます。
「この写真しかないけど」「少し切れてるけど使える?」という場合でも、
イラスト化が可能なケースも多いので、迷ったら一度チェックしてみてください。

きれいなイラストは、きれいな写真から。
まずはお気に入りの1枚を選ぶところから、CARveの楽しみは始まります。